[kouryukan 163]  源流に行って来ました 99/8/23   杉山要
1999/08/23 6:09
Subject: [kouryukan 163]

源流に行ってきましたみなさんごぶさたしております。昨日の朝、ちぎれ雲に朝焼けを見ました。雲の高さが変わったように感じます。
赤とんぼの数も増え、家のまわりではカンタンとササキリがしきりに鳴く季節になりました。まだ当地なりの残暑ではありますが、日中でも木陰に入ればスーッと汗のひいていくのがわかります。

ここ数日、源流の歩道整備に行ってきました。ツノハシバミの実がふくらみ、ガマズミも赤い実をたくさんつけています。
今回の整備の重点個所である、最上流部まで行くと、さすがにそれらの実をつける木々を見ることはできませんでした。
老朽化した橋を1本かけかえ、大雨で通行困難になった場所に橋を1本新設してきました。シラビソの皮をむき、幅3mほどの両岸に石を積んだ基礎に、針金で3本たばねて置いただけの橋ですが、毎日、行くだけで2時間の場所にかけるのですからけっこう手間取り、最終日の下りでは、自分の意思が足に通じていない状態でした。しかし、源流に橋をかけたという奇妙な充実感があり、かけ終った直後、50歳代とおぼしき単独行がその橋を渡るところを見たとき、「あなたは日本一の大河にかかる、生まれたばかりの、いちばん最初の橋の渡り初めをしてるんですよ」と、心の中で話しかけていました。